メールマガジン2023/FEBRUARY
- コーヒーボーイ メンバーズの皆様へ
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コーヒーボーイ・メールマガジンでは、ショップ情報のほかコーヒーにまつわるトピックスをお届けしています。 今月は【カフェの日常】に新下関店の店長が登場。 「星の王子様」で有名な作家・サンテグジュペリのコーヒーにまつわるエピソードもご紹介します。
- 2月のおすすめ豆
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2月にご紹介するビーンズは、ブレンドが作りだせる最高の深み「ビターショコラ」です。 タンザニアの最高峰キリマンジャロ北部周辺で栽培された大粒豆と、コロンビア豆をフルシティ~フレンチ・ローストまで煎り上げ、 スモーキーな苦味と焼き芋のような甘みを引き出しました。 そこにブラジル産とグアテマラ産豆をミディアム・ローストして絶妙にブレンド、 ベルヴェットのような口当たりに加え、クラシカルな深煎り豆にとどまらないナッツやチョコレートを連想させるフレーバーが魅力です。 「ビターショコラ」は2月のクーポン対象豆です。 期間中(1/23〜2/23)下記のクーポンを店頭にてご提示いただくと、対象の豆が30%オフでお買い求めいただけます。 〈ビターショコラ〉 プロダクトナンバー:No.178 生産国: 1 ブレンド(タンザニア / コロンビア / ブラジル 他) 焙煎度 :7 フルシティロースト 濃厚感: 8 ベルベットのような 生産地: タンザニア / コロンビア / ブラジル他 精製方法 :ナチュラル製法 / ウォッシュド製法 価格: 626円(税込)100g プロダクトナンバーとは? コーヒーボーイでは豆の特性を3ケタの数字で表しています。 お気に入りの豆のナンバーをチェックすると、あなたのお好みがわかりますよ! 000 100のケタは原産国を表しています。 000 10のケタは焙煎の深さを表しています。 000 1のケタは濃厚感の強さを表しています。
詳細はこちら→コーヒーボーイのプロダクトナンバー
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- コーヒーデイズ:カフェの日常
新下関店・大下 剛 -
店長として赴任して3年になります。正直にいいますが…朝起きて「お店に来るのがとても楽しいな」と思う毎日です。 COFFEEBOYはどのショップもだと思いますが、私たちも良い意味でスタッフとお客様との「壁」がない、落差がない。この空気感が良いところです。 下関で学生時代をすごして他県に行かれたお客様が帰省すると「お久しぶりです!」「お元気そうでなによりです」と話が弾みます。 私はファッション、バイクや車、洋楽ロックなどの音楽が大好きなので、常連のお客様と意気投合することも。 大好きなアーティストが共通のお客様から、ツアーグッズをいただいたこともありました。 今ガーデニングに凝っているのですけど、グリーンに詳しいお客様と店頭にある大きなサボテンからお話が広がり、アガベの小さな株をわけてもらい、生育のコツなどを教えていただくなど、コーヒーを通して趣味が広がる楽しさを日々味わえています。 COFFEEBOYのショップで流れている音楽、実は各店舗でそれぞれ自由に選んでいます。 新下関店では、朝、気がついたスタッフがインターネットでのプレイリストの中から、今日の気候や季節や気分にあうものを選んでオンしています。 特に担当があるとか選曲を決めているわけではありません。「ちょっと違うな」というときは誰かがチョイスし直したりすることもあります。 でも別にぶつかることなく、それぞれの呼吸でちょうどいい音楽がはまっていくのが面白いところです。
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ショップごとに選ばれる音楽も少しずつ個性があるようです。スタッフの人柄が見えて面白いかもしれませんね。 実際会社には社長以下音楽好きが多いです。私も中学の頃からギターをやっていましたが、COFFEEBOYの仲間たちと出会い、また音楽の愉しさを取り戻しました。 休憩室にもギターを置いていて、休憩時間に弾いてリラックスしているんですよ。 お店での私の得意分野は、器具関係でしょうか。 先日も、古い立派な愛用ミルをお持ちいただいて、お掃除を承りました。 コーヒー関係の器具や道具類って、美しいものが多いですよね。 おいしいコーヒーを楽しんでいただく上で、「愛用の道具を楽しむ」というポイントもあると思います。 でも、お手入れとなるとちょっと面倒でハードルが高いな、と感じられる方もおられるのではないでしょうか。 お手入れのアドバイスなどから新しい器具のご相談など、コーヒーの時間をより深く楽しんでいただくお役に立てれば嬉しいです。
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そんな器具関係が得意な私ですが、店舗には多くは陳列していません。 以前は白い壁に棚を作って器具も多く置いて販売をしていました。 しかし昨年春、それをやめて店内をシンプルにしました。 COFFEEBOYで大切にしている「判断基準」を大切にしたからです。 「それは美しいか/美しくないか」 「それは自然か/不自然か」 迷ったときはこの視点に戻り、美しくて自然な方を選択をしていきましょうというのが社長の考え方なのです。 白い壁は、写真展やアート作品とのコラボレーションイベントなどに使う方がいいんじゃないかな。 昨年秋にはCOFFEEBOY各店舗持ち回りで周南の写真家ヨシガカズマさんの巡回写真展を開催しました。トップバッターはここ、新下関店でした。 その方が、美しいし、自然に楽しいですよね。 「コーヒーの幸せ」がある。心地良いからまた来たいな、ショップスタッフのおすすめが良かったからまた相談しよう…そんなお店であり続けたいと思っています。
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- NO COFFEE. NO CREATION.
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コーヒーは心の昂揚を促す作用と沈静を促す作用の2つの成分を持つと言われています。 そんな相反するコーヒーの力に助けられ、時に巧みに利用しながら 人は様々な素晴らしいアートや文学を創り出してきました。 「コーヒーがなければ、こんなアートは生まれなかったに違いない。」 コーヒーを愛しカフェテリアを愛したアーティストたちの作品を紹介します。 【『星の王子さま』へ命をつないだ「半リットル」のコーヒー】 みなさんにとってコーヒータイムは日常でしょうか、あるいは非日常でしょうか。 今回は作家・サンテグジュペリの見た、日常と非日常のコーヒーにまつわるエピソードの紹介です。 『星の王子さま』で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、著名な作家であると同時に、一人の飛行機乗りでもありました。 飛行機乗りとしての彼の体験は、彼の自伝的エッセイ『人間の土地』にて多くが触れられています。 彼が郵便飛行士になって間もないころ、霧に阻まれて進路を見失ったことがありました。 彼は死と隣り合わせの孤独と空腹の中で、日常の幸せ、焼き立てのクロワッサンとコーヒーの事を想います。 このとき彼は「これほどたくさんの星があっても、夜明けの香り高いコーヒーをぼくたちに用意してくれるのは、この地球だけだ」と、彼らしい想像力と感性で、日常のありがたさを表現しています。 この時は無事に空港へと降り立ったサン=テグジュペリでしたが、後年1935年には、アフリカのリビア砂漠の真ん中に不時着する遭難事件を起こします。 彼と同僚が墜落した飛行機から飲み物を探したとき、残されていたのは半リットルのコーヒーと四分の一リットルの葡萄酒、それとオレンジが一つだけだったといいます。
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彼らは飢えと渇きに耐えながら、助けを求めて砂漠の中を何十キロも歩きまわり、奇跡的に遊牧民と遭遇したことで生還します。 この時の出来事について、後年サンテグジュペリは、飲むものさえあったなら、自分たちは歩き回ることをせず、不時着地点で助けを待ち続けただろうと振り返ります。 もしそうなっていたら、のちの奇跡的な生還も、名作『星の王子さま』も存在していなかったかもしれません。 ちょっとしたブレイクタイムには多すぎるけれど、砂漠の中ではあまりにも少ない半リットルのコーヒー…… サンテグジュペリの過酷な体験に思いを馳せると、普段飲むコーヒーの味も少し変わってくるかもしれません。
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