メールマガジン2023/JANUARY

コーヒーボーイ メンバーズの皆様へ

今年も残すところわずかとなりました。 少しずつですが日常が戻り、コーヒーボーイにもお客さまとのいつもの会話が帰ってきた・・・ そんな1年だったように感じています。 皆さまの新しい年が、コーヒーの幸せと共に笑顔あふれる年になりますように。 2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月のおすすめ豆

1月にご紹介するビーンズは、熱狂的なファンを持つ濃厚なアジアンコーヒー「マンデリン・ロースト8」です。 マンデリンが人々を惹き付けるひとつの要因・しっかりとした重厚感やテクスチャーが充分に楽しめる「マンデリン・ロースト8」は、 スマトラ島で栽培されるまったりとしたワイルドなコーヒー。 濃厚なフツーツジャムのような甘味と、タラゴンのようなスパイス感も味わえて、 ダークチョコレートや、濃厚なカレーの後に楽しむコーヒーとしても相性ぴったりです。 COFFEEBOYのシングルビーンズの中でもっともトルクフルな豆です。 〈マンデリン・ロースト8〉 プロダクトナンバー:No.388 生産国: 3 インドネシア 焙煎度 :8 フレンチロースト   濃厚感: 8 ベルベットのような 生産地: インドネシア スマトラ島 精製方法 :スマトラ式ウォッシュド 価格: 993円(税込)100g プロダクトナンバーとは? コーヒーボーイでは豆の特性を3ケタの数字で表しています。 お気に入りの豆のナンバーをチェックすると、あなたのお好みがわかりますよ! 000  100のケタは原産国を表しています。 000  10のケタは焙煎の深さを表しています。 000  1のケタは濃厚感の強さを表しています。
詳細はこちら→コーヒーボーイのプロダクトナンバー

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コーヒーとの出会い
オンライン事業部・末本 稀良々

私のコーヒーとの出逢いは、実はCOFFEEBOYです。 小学生低学年の頃、実家に程近い場所にCOFFEEBOY光店がオープンしました。コーヒーが大好きな母は豆を買いに、私を連れてよくお店に通っていました。 すると、光店の店長・守本さんが試飲用のデミカップにコーヒーを注いで「飲んでみる?」と私に出してくれました。こわごわ、舐めるくらいを口にしたのを覚えています。 小学校高学年くらいには、試飲をいただくのが私の楽しみになりました。 「おいしい!」というと、 「わあすごいね、コーヒーの味がわかるのね!」 と守本店長が褒めてくれるんです。それがまた、嬉しくて。 華やかなコーヒーの香り、大人のように対応してもらえるフレンドリーな接客、その体験ができるのがCOFFEEBOYというお店でした。 大学卒業後、一般企業に就職しました。1年半後に光店を訪れたとき、レジ横のコースターに手書き「正社員募集」のPOPを見つけました。 ちょうど将来のことや転職を考えていたタイミングでした。生まれて初めて「運命」を感じたんです。 母にも「呼ばれてるよ!」と励まされ「いくしかない!」と守本店長にお話をし、即応募。あれよあれよと決まって、今に至ります(笑)。 就活について、私は「地元密着で貢献できる仕事」が希望でした。 ですから、COFFEEBOYでは子どものころから自分がいただいた幸せや楽しみを、また地元のみなさんにお伝えできると思ったのです。

 

光店スタッフとなりまず驚いたのは、想像以上の仕事の多さでした。 例えば、セールがどれだけ忙しいか! おだやかで丁寧な接客は、「忙しさを感じさせない接客」なのです。 私はテキパキと物事を処理したいタイプですが、それが良いときとそうでないときがある。 ショップでは効率最優先の流れではなく、お客様と今日のお天気の話や試飲の豆のお話、そんなゆったりした会話を挟む。 そういった積み重ねが大切なのよ、と教わりました。 そういえば、私が好きだったCOFFEEBOYはその会話の積み重ねでした。 それがいつも自然とそばにあったことが、あらためてわかったのです。 入社して初めてわかったことは他にもあって。 私はコーヒーは好きなのに、コーヒーの味の「イチゴのような」「オレンジのような」という表現、これが最初の頃は全くわかりませんでした。 もしかしたら向いていないのかも…と悩んだ時期もありました。 しかしそこも、先輩が根気よくトレーニングに付き合ってくださいました。 新しい豆やブレンドを仕入れたときに、まずレコメンド無し、次にレコメンドを読んでからのテイスティングを繰り返します。温度や濃さを変えての味の違いも確認します。これを光店勤務の3年間、日常の中で続けていきました。 今はほぼ判別でき、お客さまにも納得して説明できるようになりました。 プロとしては「おいしい」だけではだめ、理解と解像度を高く深く落とし込むことが必要だと感じています。

 

3年間光店勤務ののち、オンライン事業部に異動になりました。 ショップ業務に慣れてきたころで、自分の次の目標をどう設定しようか考えているところでした。 オンラインでは、限られたツールでどのようにして私たちのアドバイスや答えをお伝えするか、常に考えています。 オンラインストアならではの利点は、早く確実に購入できることですが、そのうえに「COFFEEBOYらしい人のつながり」もしっかり感じられるオンラインストアにしたい。 例えば…メールは「失礼がない」ことが最重要です。でもSNSやLINEでは顔文字を使われるお客様には私も顔文字を少し入れて、店頭で笑顔で接客している空気感で、失礼はないけど半歩距離が近い感じにしています。 最近、お問い合わせの後ご購入されたお客様から「おいしかったです」というメールをいただくことが多くなりました。 店頭では、お客様の顔や声、ご挨拶などでご感想や満足度をリアルタイムに知ることができますが、オンラインではすぐにはわかりません。 ですからわざわざ感想をお伝えいただけるなんて、もう「ありがたい」しかありません。時間差がある分、その声が返ってきた喜びはひときわ大きいもの。 画面を見ながらほっこりする、何よりも嬉しいひとときです。

 

コーヒーって、どの1杯も誰かの気持ちで生まれて、いただく時には自分の心と出逢えるものなのではないかなと感じています。 大学生活も終盤に差し掛かり実家に戻ってきたときに弟がコーヒーを淹れてくれたのですが、「おかえり」がこもっているようで、ほっとしたのを覚えています。 みなさんの心あたたまる1杯のコーヒー、そのお手伝いができるこのお仕事は素晴らしい、と私は信じています。

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マンデリン熟成中 Don`t Open!

焼きごろ、飲みごろ、ススメごろ。 第3回(最終回) ドリップ方法と保存方法。 こんにちは。徳山コーヒーボーイ 代表の河内山です。 今回は焼きごろ、飲みごろ、ススメごろの第3回、楽しみ方のお話です。 前回まで熟成豆の魅力についてお話ししてきました。 1度は飲んでみたいなと興味を持っていただけたでしょうか。 さて、その入手方法ですが、 商品として熟成豆を販売している訳ではありません。ですからよろしければ店頭で、 「いい感じに熟成した飲みごろの豆はありますか?」と聞いていただけるのが 一番の方法だと思っています。 (私などはそんな問い合わせを受けただけで、豆屋名利に尽きてしまいます。) もう一つの方法は、(ぜひ試していただきたいのですが) 通常通り購入した豆を自然に熟成させる方法です。 専用のキャニスターに入れて、常温で自然に酸化する過程を日々自身の鼻で感じてください。 若い豆の柑橘臭ではなく、甘酸っぱいその豆特有のフレーバーを感じていただけたら それがタイミングです。 次に抽出方法ですが、 まずはいつもよりもメッシュを細かくしてください。 そして、いつもよりも高い湯温で時間をかけてゆっくり落としてください。 過抽出気味でも構いません。雑味がある程度出ますが、それも熟成豆の楽しみです。 豆全体の濃厚さを味わうようにドリップして、ホールコーヒーを楽しんでください。 最後に保存方法です。 飲みごろのピークが来たなと感じたら、キャニスターまたジップロックなどに入れて 冷蔵する事を勧めます。これ以上の酸化は豆の劣化になります。 深煎りであればピークから1ヶ月はコーヒーを楽しめる期間です。 その時期になると、 いわゆる専門店ではなく賞味期限3ヶ月くらいに設定された真空パック豆のテイストに近づいてきます。 COFFEEBOYのコーヒー豆と言える味ではありませんが、 これも一つのコーヒーの楽しみ方なのではないでしょうか。 コーヒー屋を40年やってきて思う事は、 その時代時代のトレンドに大きく左右されてしまうという事です。 一つの流れができると一斉にその流れに巻かれてしまう傾向があります。 本来は一人一人コーヒーに求めるものは違うはずなのにです。 熟成豆を通して知っていただきたい事はコーヒー豆との対話です。 豆から発散されるどんな香りの時に私は飲みたいのか。 その時のメッシュは。湯温は。落とす早さは。それは一人ひとりで違って良いはずです。 ぜひ、あなた の、コーヒーをさがしてください。

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