メールマガジン2024/OCTOBER
- コーヒーボーイ メンバーズの皆様へ
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いつもコーヒーボーイをご愛好いただきありがとうございます。 コーヒーボーイ・メールマガジンでは、ショップ情報のほかコーヒーにまつわるトピックスをお届けしています。 今月はコーヒーボーイ代表・河内山のコラム「コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。」の最終回です。
- 10月のおすすめ豆
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10月にご紹介するビーンズは、「キリマンジャロの月」です。 日本では古くから良いコーヒーの代名詞として親しまれてきたキリマンジャロ。 キリマンジャロの「キリマ」とはスワヒリ語で「山」を、「ンジャロ」は地元チャガ民族の言葉で「白く輝く」という意味です。 古くから地元の人々に親しまれてきた美しく壮大な姿は、日本における富士山のような存在なのではないでしょうか。 その広大な山麓にコーヒー農園が広がり、 雪解け水を使った伝統的なウォッシュド製法でコーヒーが生成されています。 味の特徴はチョコレートのような甘いコクと柑橘系の爽やかさ、長い余韻が味わえます。 コーヒーボーイでは、通常のフルシティローストよりもわずかに浅い焙煎で仕上げています。 そうすることで口に含んだ際の柔らかなコクと長い余韻の中に甘みが残り、まるで月夜に照らされて白く輝くキリマンジャロ山頂の幻想的な風景を思い起こさせてくれそうです。 〈キリマンジャロの月〉 プロダクトナンバー:No.967 生産国:9 アフリカ アラビア 焙煎度:6 フルシティロースト 濃厚感:7 ミルキィな 精製方法 :ウォッシュド製法 価格:864円(税込)/ 100g
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- 今月のトピックス:
コーヒー屋に生まれて。
正確には焙煎屋です、が。 Vol.3 -
徳山コーヒーボーイ代表の河内山です。 「コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。」の第3回。 前回までのお話はこちら。 >>Vol.1 豆卸の家に生まれた私の話。 >>Vol.2 PH通り店の誕生の話。 前回は私がスターバックスに背中を押され、 COFFEEBOY 1号店を周南市にオープンしたお話をさせていただきました。 当時、山口県としては初の「スタバスタイル」のお店で、 「禁煙」「前払い」「食事なし」。 純粋にドリップコーヒーを楽しむためのカフェでした。 オープン当時は戸惑われていたお客様も少しづつ順応され、 コーヒーの香りやテイストに初めて真剣に向き合われる事を悦ばれる方も多くいました。 同時に、コーヒーはお客様によって様々な飲み方と楽しみ方がされているのだなという自身の気づきと、 誰もが気軽に立ち寄れるカフェが存在するだけで、街角の風景がこんなに大きく変わるのかと、 コーヒーの癒しの力に、私自身驚いたものでした。 そんな中、週に1度くらい足を運ばれるとても印象に残った方がいらっしゃいました。 立ち振る舞いの美しい、いわゆる壮麗な老婦人。 いつも幾らかの焙煎豆とドリップコーヒーを購入されて行かれます。 持ち帰りのコーヒーは、当時から紙カップで提供させて頂いていましたが、 その方は、紙のカップをさらに別の紙袋に入れるよう毎回オーダーされました。 ある時その理由を伺うと 「私は、自分が何を買ったのかを、人にあまり知られたくないのです。」という返答。 「それはコーヒーを飲んでいる事が知られると恥ずかしいということですか?」と問うと、「いいえ、私はコーヒーが大好きで人生の様々なシーンでコーヒーに癒された経験があります。 しかしそれはとてもパーソナルな出来事で、人に知っていただくような事ではないし、 自身のたしなみや楽しみとして秘めておきたいのです。」と。。。 それは、その方が帰宅後、コーヒーをお気に入りのカップに入れ直し、 1人静かにコーヒーを楽しまれている姿を想像させるものでした。(あくまで想像です。) その頃から。COFFEEBOYがサービスしている物はコーヒーではなく、コーヒーの幸せ。 そして提供ではなくサポート。 人によって千差万別な楽しみ方をほんの少しだけ支えること、そんな風に考えるようになりました。 それは今の焙煎豆のラインナップ、グレードに拘らずコーヒーを楽しんでいただきたいといったCOFFEEBOYのスタイルにも活かされているのではと思います。 今年、本店を移転して8店目の複合店を始めました。 新規店をオープンするたびに新しい発見があります。 そんなイベントがあると、時にローカルなメディアから取材を受け、今後のCOFFEEBOYについて質問される事があります。 『まだまだ先の話になりそうですが、いつかコーヒーとクレープを楽しめるお店を開きたいですね。 そう、きちんとお皿に飾り付けられたクレープです。テイクアウトはできません。 大人の女性が、静かに着席してコーヒーと「プレーンなトッピングと美味しい生地のクレープ」を楽しめるお店。 あなたは、どう思われますか?』
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