コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。(3)

COFFEEBOYこれからの話。

徳山コーヒーボーイ代表の河内山です。 「コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。」の第3回。 前回までのお話はこちら。 >>Vol.1 豆卸の家に生まれた私の話。 >>Vol.2 PH通り店の誕生の話。 前回は私がスターバックスに背中を押され、 COFFEEBOY 1号店を周南市にオープンしたお話をさせていただきました。 当時、山口県としては初の「スタバスタイル」のお店で、 「禁煙」「前払い」「食事なし」。 純粋にドリップコーヒーを楽しむためのカフェでした。 オープン当時は戸惑われていたお客様も少しづつ順応され、 コーヒーの香りやテイストに初めて真剣に向き合われる事を悦ばれる方も多くいました。 同時に、コーヒーはお客様によって様々な飲み方と楽しみ方がされているのだなという自身の気づきと、 誰もが気軽に立ち寄れるカフェが存在するだけで、街角の風景がこんなに大きく変わるのかと、 コーヒーの癒しの力に、私自身驚いたものでした。 そんな中、週に1度くらい足を運ばれるとても印象に残った方がいらっしゃいました。 立ち振る舞いの美しい、いわゆる壮麗な老婦人。 いつも幾らかの焙煎豆とドリップコーヒーを購入されて行かれます。 持ち帰りのコーヒーは、当時から紙カップで提供させて頂いていましたが、 その方は、紙のカップをさらに別の紙袋に入れるよう毎回オーダーされました。 ある時その理由を伺うと 「私は、自分が何を買ったのかを、人にあまり知られたくないのです。」という返答。 「それはコーヒーを飲んでいる事が知られると恥ずかしいということですか?」と問うと、「いいえ、私はコーヒーが大好きで人生の様々なシーンでコーヒーに癒された経験があります。 しかしそれはとてもパーソナルな出来事で、人に知っていただくような事ではないし、 自身のたしなみや楽しみとして秘めておきたいのです。」と。。。 それは、その方が帰宅後、コーヒーをお気に入りのカップに入れ直し、 1人静かにコーヒーを楽しまれている姿を想像させるものでした。(あくまで想像です。) その頃から。COFFEEBOYがサービスしている物はコーヒーではなく、コーヒーの幸せ。 そして提供ではなくサポート。 人によって千差万別な楽しみ方をほんの少しだけ支えること、そんな風に考えるようになりました。 それは今の焙煎豆のラインナップ、グレードに拘らずコーヒーを楽しんでいただきたいといったCOFFEEBOYのスタイルにも活かされているのではと思います。 今年、本店を移転して8店目の複合店を始めました。 新規店をオープンするたびに新しい発見があります。 そんなイベントがあると、時にローカルなメディアから取材を受け、今後のCOFFEEBOYについて質問される事があります。 『まだまだ先の話になりそうですが、いつかコーヒーとクレープを楽しめるお店を開きたいですね。 そう、きちんとお皿に飾り付けられたクレープです。テイクアウトはできません。 大人の女性が、静かに着席してコーヒーと「プレーンなトッピングと美味しい生地のクレープ」を楽しめるお店。 あなたは、どう思われますか?』

コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。

コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。(2)

コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。(1)

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